日本における考え方
イタリアで発祥となったこのスローフードは、もちろん日本でも受け入れられて、スローフードを広めようという活動を行っている人が増えてきています。
日本でのスローフードといえば、そのキーワードは「地産地消」という言葉が最も適していると思われます。
スローフードという言葉だけでは、どのようなことを示しているのか、どのようなことに気をつけると良いのかということが理解できない人たちでも、地産地消なら、その言葉を見ただけで、理解ができ、スローフードの運動に取り込むことができるのです。
日本では、特に地域によって気候や風土など違った特色が見られる国ですので、その地域でしか生産することができない作物、その地域独特の食品などが見られます。
また、そのような地域独特の食品を珍重し、好む人が多くいることも事実ですので、地域のカラーを打ち出し、食という面から地域のアピールをすることが、全国の人に向けたスローフードの運動につながっていくのです。
それぞれの地域には長く伝わる郷土料理がありますが、この郷土料理の良さを今一度見直し、認知度を高めていくことで、地元の食材を使うことにもなり、スローフードの運動の効果も高めていくことになります。
地域の食材を、地域特産品や郷土料理という形で他県の人にアピールすることも良いことなのですが、やはり肝心なのは、そこに住んでいる地域の人が地元の食材に目を向けることになります。
自分が住んでいる地域ではどのような食材が豊富なのかということを知り、それがどのように作られているのか、それを生かした調理方法はどのようなものなのかということを知り、ただ食べることだけではなく、食べるまでの過程も大切にしたいものです。
さまざまな食材について興味を持ち、深く知るということは、手間がかかることではありますが、食について考え、知りながら食事や健康について手を加えていくことは、スローフードの趣旨にはぴったりと当てはまるものとなります。
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